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オタクの戯言

オタクが思うがままに書き連ねていく、とりとめのないブログです

灰と幻想のグリムガル 第5話「泣くのは弱いからじゃない。耐えられるのは強いからじゃない」(ネタバレあり)

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はじめに

当ブログに初めてお越しのかたは初めまして、定期的に来てくださっているかたはいつもありがとうございます。あにおです。

本日は、「灰と幻想のグリムガル」の第5話について、感想やらを書いていきたいと思います。

それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです。

 

灰と幻想のグリムガルってどんな作品?

この作品は、普通の能力しかない主人公たちが、異世界に転生ないし転送されることで、全く別の立場に立たされるという、いわゆる「異世界もの」です。

通常の異世界ものの場合は、現実世界で当たり前だったものが、その異世界においては貴重な知識だったり、能力だったりを持っている事になって、破竹の勢いで敵をなぎ倒していくという流れになります。

しかし、このグリムガルという作品では、主人公たちがそのまま普通の人間として、ファンタジーの世界に身を置くという、新しい切り口で描かれています。

私たちがゲームであれば当たり前に倒せていた、ドラクエでいうところのスライムにあたるゴブリンですら、1匹倒すのに苦労をし、弓や魔法は自分で標準を絞って当てなければならない。

食事をするのにも、衣服を購入するのにもお金が必要で、無尽蔵に湧いてくるものではないというのもまた、現実世界では当たり前のことですが、ファンタジーの世界で描くとなると新しく感じられます。

 

パーティに訪れた「マナトの死」という試練

そんな、あくまでもリアリティを追及しているこの作品ですが、前回で、これまで何となく臭わせていた「マナトの死」が訪れました。

ゴブリンを倒すことにも慣れてきて、パーティ内の人間関係もそれなりに良好になってきていたため、これからどう展開するのだろうと思っていましたが、この流れはとても上手いと思います。

パーティの要であったマナトを失うというのは、下手をすればそのままパーティが空中分解しかねない、かなりの一大事です。

しかも、マナトはヒーラーという戦闘においても重要なポジションにいたことから、彼抜きでの戦闘は不可能といっても過言ではないでしょう。

元々弱かった彼らが、マナト抜きで一体どう戦っていけばいいのか、どう生きて行けばいいのか、彼らがうろたえるのはもちろんですが、視聴者である我々もハラハラしたことと思われます。

案の定、ハルヒロ、ランタ、モグゾーはどうしていいかわからず、3人で(というか主にハルヒロとランタ)うだうだとしていたのですが、偶然再会したキッカワの紹介で、勝手に、新しいヒーラーとしてメリイをすぐに加入させます。

この流れは結構意外だったというか、もう少し今後についてパーティ内での衝突があるのかと思っていたので、肩透かしを食らいました。

そして当たり前というかなんというか、ユメとシホルに何の相談もせずにメリイを加入させてしまったため、男性陣と女性陣とで相当分厚い壁ができてしまいます。

メリイは気難しいし、女性陣とは上手くいかないし、マナトが死んでしまったことに未だに整理がついていないしで八方ふさがりのハルヒロ達でしたが、ここで主人公であるハルヒロが立ち上がり、まずは女性陣とのわだかまりを和らげます。

そして、次回、メリイとの関係改善か?というのが今回の大まかな流れでした。

 

この作品は、他の異世界ものとは毛色が違う?

私が5話を観て感じたのは、監督はかなりの冒険をしているなという事です。

これまでもそうでしたが、リアリティを追求するあまり、ゴブリンを1匹倒すのに相当な時間を使ったり、メンバー間のコミュニケーションの様子もかなり細かく描いてきています。

これは、テンポという点では相当にじれったく、観る人によっては退屈に感じられてしまい、リスクの高い表現方法だと思うのです。

しかし、私は逆にこの作品においてはそれが良いのではないかなと、これまでの流れを通じて改めて思います。

テーマがあくまでもリアリティの追求であれば、モンスターを倒すのも、生活費を稼ぐのも、見知らぬ赤の他人同士が絆を深めていくのも、相当に時間のかかることです。

それを、実際に長い時間をかけることで丁寧に描いているからこそ、このグリムガルという作品がリアルにかつ新しく感じられ、「異世界もの」の中でも個性を放っていると思うのです。

今回の5話でいえば、まだ大人とは言えない年齢であろうハルヒロ達男性陣が、独断でメリイを仲間に入れるというのも、未熟だからこそあり得ることで、ある意味リアルでした。

また、仲間の死を前に、中々立ち上がれないのもそうですが、死をきっかけにメンバーの誰も覚醒しないというのも、現実的だと思います。

特に、ハルヒロは主人公ですので、通常の作品であれば一人奮起して、パーティをまとめにかかるのでしょうが、ユメに抱きつき共に声をあげて泣くだけというのが、いかにも人間臭くてよかったです。

アニメというのは非現実的な世界を描くものだと思うので、ここまでリアリティを追求し、キャラクターの言動に根拠をもたせて、辻褄がきちんと合うように描くというのは、とても斬新だと私は思っています。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

前述した通り、この作品は異世界ものでありながら、リアリティを追及するという面白い試みを、ゆっくりと丁寧に描くことで実現させています。

次回もおそらく、メリイについての描写を深く掘り下げたり、ハルヒロ達が生きるために何とか立ち上がっていく様子を、ゆっくり丁寧に描くのでしょう。

来週はどういった流れになるのか、今から楽しみです。

 

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。

それでは、またのお越しをお待ちしております。