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オタクの戯言

オタクが思うがままに書き連ねていく、とりとめのないブログです

灰と幻想のグリムガル 第8話「君との思い出に」(ネタバレあり)

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はじめに

当ブログに初めてお越しのかたは初めまして、定期的に来てくださっているかたはいつもありがとうございます。あにおです。

マナトの死後、残されたハルヒロ達に色々な事がありましたが、いよいよ今回で一段落といった感じでしょうか。

そんなハルヒロ達ですが、今回は彼らにどのようなことが起きたのか、感想を書いていきたいと思います。

それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです。

 

徐々にではあるが、良いパーティになってきている

先週、いよいよマナトの敵となるゴブリンと対峙するといったところで終わり、今週は6人が円陣を組んでいるところから物語は始まります。

本当に少しずつではあるものの、着実にメリイもパーティの一員になってきており、先週ダイジェストでお送りされていたゴブリンとの数々の戦闘で、より絆が深まったのだと思います。

冒頭での「ハル」呼びもきっとそうなのでしょう。ハルヒロが一番最初にメリイに踏み込んだからこそ、メリイも特にハルヒロに対して心を開いており、そう呼ぶようになったのではないでしょうか。

こうしてパーティ全体としての統制が取れていれば、戦闘においてもそれは活きてきます。

一番最初の戦闘から考えれば、格段に連携がとれており、それぞれが互いを邪魔することなくスムーズに戦う事ができていました。

特に、前回に引き続き、あの引っ込み思案だったシホルが自ら、しかも大きな敵に近づいて行って魔法を当てたところなんかは、シホルが大きく成長している様子が分かって嬉しくなりました。

途中、一旦は敵を追い詰めるも、マナトの時と同様にメリイがボウガンの矢で射られてしまいますが、あの時のようにハルヒロ達がやたらとダメージを負っていなかったため、MPに余裕があったのでしょう。回復魔法によって今回メリイが同じ目に遭う事はありませんでした。

こうして、見事マナトの敵を討ったハルヒロ達は、晴れて義勇兵へと昇格し、マナトの墓前にその証を捧げることで、それぞれが心の整理を終えた。そんな様子が見て取れた回でした。

 

緩急が見事な回だった

今回一番印象深かったというか、良かったなと思ったのは、何といっても“間”の取り方です。

戦闘シーンでは建物全体を立体的に使って、小さいゴブリン2体、中型1体、大型1体に対してそれぞれが戦う様子を、上手くスイッチさせてテンポよく描いていました。

このように間をほとんど開けずにいるかと思えば、マナトの墓前ではゆっくりと、本当にゆっくりとハルヒロがマナトに対して語り掛ける様子が描写され、EDを挟んで、メリイとハルヒロの会話がこれまたゆっくりと描かれています。

このAパートとBパートの緩急は戦闘の激しさと、その余韻、マナトへの弔いの様子をより強調させており、その効果かBパートはなんとも情緒的だなと思わされました。

特に最後のメリイとハルヒロとの会話の“間”は本当に素晴らしく、視聴者は2人の心の内をあれこれ想像させられたと思います。

かくいう私は、それぞれの“間”を受けて、ハルヒロはメリイの心の穴を自分たちで繕えないか、いや、繕いたいという強い想いをメリイに伝えたかったのではないかなと。

他方で、メリイはハルヒロ達に心を開いてきていて、ハルヒロがメリイに伝えたいことが何となくわかりはするけれども、まだ最後の一歩が踏み出せない、自分の全部を預ける勇気が出ずにいるのではないかなどと考えていました。

これまでの2人のやり取りと、あのシーンから一部ではメインヒロイン交代などと言われていますが、私にはあのやり取りはそういう類のものではなかったように思えます。

仲間の死に傷つき、人と関わることに対して臆病になった人間同士の、繊細なやり取りがああいった“間”に繋がったのではないでしょうか。

あと、個人的にですが、EDがシホルVer.になっていたというのも、良い演出だったなと思います。

シホルは強くなりはしましたが、かといって傷が癒えているわけもなく。そんなシホルの歌声によって、あの曲が何だかより切なく感じられました。

 

舞台はRPGでもシステムは現実世界?

ところで、今回観ていて思ったのは、グリムガルにおいては通常のRPGのようなレベルアップによる身体強化という概念があまりないのではないでしょうか。

というのも、メリイは以前のパーティで結構な難所に挑む程度には戦闘経験が豊富なはずですから、ハルヒロ達よりも格段に上のレベルにいると思うのです。

にもかかわらず、メリイ一人がモンスターの中で一番弱いゴブリン達を無双できないということは、いくら戦闘経験値が豊富であっても、どんな相手であれ致命傷を負うリスクは常に付きまとうし、我々の現実世界と同様に、致命傷を負えば助かることはないのでしょう。

そう考えると、一度ハルヒロ達は神官を失っているのですから、もう少し陣形を整えるというか、相手がボウガンを持っていることを知っているのですから、その脅威からメリイを守るべく行動すべきだったようにも思えます。

その点はマナトでさえもできていなかったわけですから(もしかすると、わかってはいるものの、パーティの経験値が低すぎてできなかった可能性もありますが)、今後ハルヒロ達は陣形について学ぶか、軍師のようなポジションの仲間を見つける必要がある気がしました。

こういったところからも、あらためてグリムガルという世界の厳しさが垣間見えますね・・・。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

私のグリムガルに対する感想の長さにもビックリしますが、今回でようやく原作1巻分だったという事を知って、その事にもビックリしました。

原作1巻分を8話でやって、中だるみしないというのは相当に描き方が上手いのでしょう。特に、キャラクターの心理描写と会話のやり取りがそうさせている気がします。

次回、ようやくハルヒロ達に休息の時が訪れるようなので、今までよりは肩の力を抜いて見られることでしょう。

そして願わくば、ユメの可愛らしい姿がたっぷり観られますように・・・。

 

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。

それでは、またのお越しをお待ちしております。