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オタクの戯言

オタクが思うがままに書き連ねていく、とりとめのないブログです

たまゆら~卒業写真~ 第4部 朝-あした- 感想(ネタバレあり)

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はじめに

当ブログに初めてお越しのかたは初めまして、定期的に来てくださっているかたはいつもありがとうございます。あにおです。

この「たまゆら」という作品は、美少女戦士セーラームーンやおジャ魔女どれみなどのシリーズディレクターを務めていた、佐藤順一監督(以下、サトジュン)が手掛けたOVAから始まった作品です。

私が本格的に観始めたのはテレビアニメ2期である「たまゆら~もあぐれっしぶ~」からなのですが、それもまずOVAから順番に観て、それからといった感じだったので、全部観終わってから現在までは2年半ほどたっていると思います。

連日のように記事にしてきたラブライブ!と同様に、シリーズを通して応援していた人であれば、この作品が最初に世に出たのが2010年11月26日なので、約5年半という期間追いかけていることになるわけです。これもまた長い期間といえます。

私のようなにわかファンでさえ、この第4部「朝-あした-」を観終わって思わず涙を流してしまったので、通して応援していた方であればきっと号泣したことと思われます。

では、そんな涙なしには観られない「たまゆら~卒業写真~ 第4部 朝-あした-」について、ぽつぽつと感想を書いていこうと思います。

それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです。

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来場者特典はこちらを貰いました。満足です。

前回からの続きは以外にもあっさりしたものだった?

前回、主人公のぽってが、自分の進路についてちゃんと答えを出して、みんなに泣きながら伝え、憧憬の道に一緒に来ていたかおる、のりえ、麻音もまた、涙するという何とも切ない終わり方をしたわけですが、冒頭では、どこか吹っ切った様子の4人が映し出されました。

ぽっての「東京の大学に行って写真の勉強をしたい」という目標を、みんなで後押しする気持ちの整理がついていたのでしょう。

本当に、至って普通に日常生活を送る彼女たちが描かれていました。

ぽってのカメラはマエストロが何とか直してくれたのですが、次に壊れたらもう多分直らないということで、このカメラからも卒業する時が来たのだなという感じでした。

残り少ない高校生活を目一杯楽しむ彼女たち

頻繁に登場する普明閣の街を一望できる場所で、直ったぽってのカメラを使って、かおる、のりえ、麻音がかわるがわるぽってを中心とした残りの2人との写真を撮るところに始まり、色々な何気ない日常のシーンが描かれます。

cafe「たまゆら」でお母さんとおばあちゃんに進路について相談するぽってと、それに快く賛成した2人。勉強会に、かなえ先輩がやってきて勉強を教えるシーン。ぽってが部室で写真部の後輩である巧美とすずねに、写真部に入ってくれてありがとうと感謝を述べるシーン。相変わらずのプチ秘境探検部の活動に巻き込まれ、初日の出をぽってに近しい人たち全員で観に行くシーン。

どれもこれもが本当に何気ない日常のシーンであるにもかかわらず、終わりが見えているせいでしょうか、どこか切なくもあって、でも暖かくてという不思議な感覚を味わいました。

ぽっての大学受験

そしていよいよ受験が迫ってきて、ぽっては汐入のちひろの提案で、ちひろの家に受験の間泊めてもらうことになります。

そこで、友人のともちゃんとちひろとで、受験の面接の話をしたりしつつ、いよいよ試験本番を迎えることに。

試験は筆記と面接で、りほのアドバイスでは、面接は出たとこ勝負で、その分筆記を頑張れば良いとの事でした。面接のシーンは声はなかったのですが、ぽっての表情が力強かったことと、面接官のおそらく教員であろう2人の表情が厳しくなかったこと、使っていた写真が竹原で撮っていたお母さんとおばあちゃんのツーショットだったことなどから、そう悪くはなかったのではないかなと思いました。

試験が終わって、あらかじめ約束していたのでしょう。りほの個展兼喫茶店といった感じのお店にやってきたぽっては、そこでりほに東京に来るのであれば、うちに一緒に住もうと提案されます。

どうやら、ぽってが進路を決める前から、部屋数の多い広めの家に引っ越しておいて、そうなったらいいなと思っていたようなのです。りほさん、ぽってどんだけ好きなんですか。

そのあと、ちひろと公園でお父さんの事について話すシーンがあったのですが、ここでお互いに泣かずにぽってのお父さんの事を話せているということに気付いているかと、ちひろはぽってに問いかけます。

この何気ないシーンからも、ぽってが竹原に行ってからどれだけ成長したかがよく分かりますし、その前の試験のシーンだってそうです。

最初は本当に自信なさ気というか、どこかおどおどした様子だったぽってが、暖かい友人たちの元を自ら離れると決意し、東京の大学に一人で行くと言い、お父さんの話をちゃんとできるまでになったというのは、本当に感慨深いものがありました。

大学合格とそれぞれの進路

いよいよ3月1日の卒業式が目前に迫ってきた中で、ぽっては無事に第一志望の大学に合格することができました。

かおる、のりえ、麻音は卒業式後に第一志望の合否がわかるとのことでしたが、第二志望は全員合格しており、ちひろとともちゃんもぽっての電話の向こうで、どうやら無事合格したという報告をしていたようでした。

このように3人は第一志望は未確定であるものの、無事全員が卒業後の進路が決定したという事で、さよみの運転する車に乗り、ちひろとともちゃんも加えた計7人で朝日山へと登ります(ここはちょっと時系列が曖昧なので、間違っていたらすみません)。

いつもマシンガントークで元気なともちゃんが、珍しくみんなの関係性の変化への不安を口にするも、変わるのは当たり前だけど、一緒に過ごした時間が無くなるわけではないといったようなさよみの話を聞いて、ともちゃんを含めた全員が、自分たちの未来に前向きになったようでした。

そして記念に全員で集合写真を撮ることになったのですが、ここでまたぽってのローライが壊れてしまいます。

まるで、ぽっての卒業に合わせたかのように壊れたローライ。

ぽってが未来に向かって進むのを後押ししているような、そんな気がしました。

卒業式、そして別れ

こうして残り少ない高校生活も無事終了し、いよいよ卒業式を迎えます。

担任である堂郷によって、のりえ、かおる、麻音、ぽっての名前が呼ばれ、それぞれが卒業証書を受け取ります。

のりえだけはちょっと涙ぐんでいたものの、完全に泣いてしまう者はおらず、みんな実に堂々とした様子でした。

それぞれが受け取る際に、これまでの思い出がいくつか映像として挟まれたのですが、ここでまず私は涙が堪えられませんでした。

また、ぽってが証書を受け取る際、お母さんが壊れたローライ越しにその様子を眺めていたシーンは、誰もが心を打たれたことと思います。

ぽっては、ちゃんと両親に見守られて卒業できたのですから。

こうして無事卒業式を終え、ぽっては(確か)手続やら何やらでいったん付き添うことになっていたお母さんと竹原を後にします。

お母さんと一緒に、朝早くに行くからと3人に対して見送りを断っていたのですが、竹原駅を出発した電車がトンネルを抜け、お父さんがぽってが生まれた時に植えてくれた桜の木の前を通り過ぎる際、「フレー、フレー、ぽって」という大きな声が聞こえてきます。

ぽってが振り返ると、窓の外には大弾幕を掲げたかおると麻音、旗を大きく振るのりえと、他にもさよみやマエストロ、堂郷にほぼろさんなど、ぽってを心から応援する人達の姿がありました。

みんな笑顔でぽっての事を心から応援しているその様子が、とても眩しくて、ぽってがみんなにどれだけ好かれているかが良く分かって、ここでもまたちょっと涙が出てきてしまいましたね。

サトジュンのこういう演出は本当に素敵だし、やられたなーと毎回思います。

大学入学後の様子

その後、ぽってはりほとの生活に慣れたようで、元気に大学へと出かけていく様子が描かれています。

そういえば、書き忘れていましたが、ぽってのローライが壊れたタイミングで、望からプレゼントとしてカメラが送られてきたという描写がありました。

電話口で、自分もカメラを始めようとしたものの、時間がなくて使っていないのであげるというようなことを言っていたらしいのですが、明らかに嘘でしょう。

ぽってのローライが壊れたタイミングで、まるで狙ったかように送ってきたのは、たまたま高校卒業&大学入学と時期が近かったからで、おそらく、ぽっての卒業&入学祝いとして、わざわざ選んで送ったのだと思います。

ちなみに、カメラの種類はNikonで、型番についてはちょっと見落としてしまったのですが、店頭に見に行ってみたところ「D810」、「D750」、「D610 」あたりが近く、特にサイズからして後ろの2つが濃厚だと思います(調べてみたところ、D610が正解みたいです)。

話がそれましたが、他のみんなの卒業後の様子としては、かおるはプチ秘境探検部の活動に相変わらず巻き込まれていて、何故か張り切るかなえ先輩の先導の元、さよみとヘトヘトになりながら歩いている様子が描かれています。

のりえはいずれするであろう留学のために、語学教室で英語を学んでいる様子が描かれ、麻音は大学の友人たちに、部の掛け持ちについて心配されている様子が描かれていました。

ちひろとともちゃんは英語サークルか何かの活動でしょうか、教室のようなところで外国人相手に英語でマシンガントークを繰り広げるともちゃんと、それを見守るちひろといった様子が描かれていました。

最後には、ぽってがローライが壊れる直前に撮った朝日山頂上での写真と、望からプレゼントされた新しいカメラで撮った集合写真が映し出され、どちらもたまゆらが映っていたというところでエンドロールが流れ出しました。

おわりに

「たまゆら」という作品の全体を通して観て思うのは、この作品は本当に丁寧に作られていて、子供に観せたとしても恥ずかしくないというか、むしろ子供の教育にも良いといえるような内容だったという事です。

父親を幼いころに亡くし、それから少し内向的になってしまったというか、心の一部が欠けてしまった状態で過ごしていたぽってが、竹原に行き、かおる、のりえ、麻音を中心とした多くの人と写真を通じて触れ合う事で、少しずつ成長していくその姿は、観る者に何かしらの影響を与えたと思います。

また、ぽってだけでなく、周りにいる人もまた同じように成長していっており、キャラクターそれぞれに物語があるという、当たり前の事がきちんと描かれていたのも良かったです。

登場人物それぞれが、それぞれを想いやり、時には厳しく、時には優しく見守り、助け、後押しをする。そんな素敵な関係性がどんどん広がっていった結果が、最後の集合写真に繋がり、たまゆらも自然と映ったのだと思います。

この優しい物語が、少しでも多くの人の目に触れることを願わずにはいられないです。

OVA、テレビシリーズもそうでしたが、この劇場版4部作も綺麗にまとまっていて、全体的に満足できる作品でした。

どうか彼女たちの今後に幸多からん事を。



長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。

それでは、またのお越しをお待ちしております。