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オタクの戯言

オタクが思うがままに書き連ねていく、とりとめのないブログです

ラノベマイスターによるオススメラノベその2 「ミスマルカ興国物語Ⅰ」(感想・ネタバレ)

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はじめに

当ブログに初めてお越しのかたは初めまして、定期的に来てくださっているかたはいつもありがとうございます。あにおです。


説明しよう!ラノベマイスターとは私の友人であって私自身の事ではないのである!!


怒られても仕方がないくらい説明になっておりません。本当に申し訳ありません。

気を取り直して簡単に言うと、物凄い量のラノベを身銭を切って読み漁っている、そんな友人の事を指します。

最近、そんな友人から面白い作品を紹介してもらう機会が多かったので、私のようにライトノベル初心者で「面白いラノベが読みたい!」という人向けに、それらをブログで紹介できればなと思ったのがそもそものきっかけです。

では、早速今回私が読んだ「ミスマルカ興国物語」について感想を書いていこうと思います。最後までお付き合いいただければ幸いです。

ちなみに、その1はこちらになりますのでよろしければ合わせてご覧ください。
aniota-alvarado.hatenablog.com

主人公は国中の誰からも舐められている“アホ王子”

異世界にあるミスマルカ王国を中心にこの物語は描かれており、魔法や魔人・魔物が当然に存在する、ファンタジーものとなっています。

主人公は、そのミスマルカ王国の王子であるマヒロという人物。通常、ラノベの主人公というと何かしら一つは秀でたものがあるのですが、本作の主人公であるマヒロは、一国の王子でありながら剣も魔法も使えず、国中から“アホ王子”とバカにされています。

が、もうこの時点で、察しの良い人であればわかると思いますが、この王子には何かあるという雰囲気が少し読んだ段階で漂っております。

そういった描写が早くから描かれているので、読んでいる人は常に「この王子の行動には一体どういう意味があるのだろう?」と考えながら読めますし、先の展開への期待感から、飽きることなく一気に読むことができるでしょう。

国王の不在をきっかけに、マヒロの真価が明らかに

そんな良いところのないマヒロ王子、帝国の侵攻をきっかけに、ゼピルム共和国との同盟の道を探るべく、国王が城をしばらくの間空けることで状況に変化が訪れます。

王が不在の間、国政を担う人間として、マヒロが国を任されることになるのですが、そのまま何事も起こらず国王が返ってきたのでは何の物語性もありません。

当然、一大事というような事が起きるわけでして、王の不在を突き、戦姫と名高いセナス率いる帝国側の精鋭部隊が秘密裏に攻めてきたのです。

周りの評価通りのアホ王子であれば、もうこの時点で詰んでいるわけですが、前記の通りマヒロには「何かある」わけでして、その“何か”がセナスの進行度合いに応じて徐々に明らかになってきます。

が、具体的に王子が何をしているのかは、終盤まで明らかにはなりません。

普通は、ここまで引っ張られると逆にダレてしまったり、じれったさから不快感を覚えたりしそうなものですが、読んでいてそういった負の感情は一切湧いてきませんでした。

その要因として大きいのは、王子の護衛を務めている近衛騎士のパリエルを始め、個性豊かな登場人物とテンポの良いやり取りが常に行われているからだと思います。

王子が何か仕掛けているという描写と、主要人物との軽快なやり取りとのバランスが非常に良かったですね。

最後に畳みかけるように繰り広げられるマヒロワールド

やはり物語のオチは実際に体感してもらいたいので、詳しいことは避けますが、最後にマヒロがセナス達と繰り広げるやり取りは圧巻の一言でした。

今までの布石と、新しくマヒロが仕掛けたものとがかみ合って、そこにミスマルカ王国がどうなってしまうのかというハラハラ感も加わって、臨場感が尋常じゃなかったです。

また、セナスと同様に、読者である我々もどこまでが本当で、どこまでが嘘なのかがわからず、最終的には「やられた!」と良い意味で裏切られました。

そして最後の最後で明らかにされるマヒロの野望、今回はオススメされたということで1巻だけを読んだのですが、2巻以降も是非読みたくなりました。

位置関係の分かり難さと大風呂敷への不安

ここまでの書きぶりからもわかると思いますが、物語自体は「良作」と言っても過言ではないほどに面白かったです。

が、だからといって全部が全部良かったかというとそういうわけでもありません。

私が読んでいて唯一気になったのが、ミスマルカ王国を中心とした周辺国との位置関係です。

マヒロの戦略上、この位置関係は重要な意味を持つのですが、それが一番最初の目次の部分にさらっと描いてあるだけで、本編では一切描かれておりません。

本作のような異世界の話では、位置関係についてもしっかりと描いていただかないと、中々読むときに想像し難い部分があります。

そのため、逐一位置関係や軍がどこからどう進軍しているのかなどを描いていただけると、もっと読み易かったかなあと。

あと、こちらはあとがきでご自身も触れておりましたが、物語の最後でかなり壮大な目標をマヒロが掲げているので、それが最後にちゃんと回収できるのかという不安を少し覚えました。

おわりに

最後に若干苦言を呈したものの、前回紹介した作品もそうでしたが、ラノベマイスターが勧めるだけあって、かなり面白く、一気に読んでしまいました。

本作品のような、力の弱い者が知恵だけで戦っていくというテイストの物語は、作者の文章力が相当なければ成立しません。

そういった意味では、このミスマルカ興国物語は全く心配する必要がないというか、読んでいて敵同様翻弄されてしまったくらいです。

また、前回紹介した作品と同様に、本作品の主人公もまた、好感を持てる青年だったというのも読み易かった理由の一つだと思います。

とにもかくにも、ライトノベルに興味はあるけど何を読んだらいいのか・・・という人で、興味を持たれた方も、ラノベは色々読んでいるけどこれは知らなかったという方も、是非一度読んでみてはいかがでしょうか。


長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。

それでは、またのお越しをお待ちしております。