オタクの戯言

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コンクール番組はNHKだけで良い?バラエティ好きなオタクが、笑けずりシーズン2最終回を観て思ったこと(感想・ネタバレ)

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はじめに

当ブログに初めてお越しのかたは初めまして、定期的に来てくださっているかたはいつもありがとうございます。あにおです。

私がこの「笑けずり」という番組を知ったのは、ゲストに声優である徳井青空さんが出るという情報を耳にしたからでした。

aniota-alvarado.hatenablog.com
詳しくはこちら。


それからというもの、毎週欠かさずに観ており、本日最終回という事で、一体どうなるのか、リアルタイムで視聴するほどに気付けば熱中しておりました。

今回は、そんな熱中するまでに至った番組についてと、この番組を視聴して気付いた、NHKとコンクール番組との相性の良さについて書いていこうと思います。

それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです。

バラエティ番組のはずなのに、笑いだけではない

まず、最終回については後述するとして、番組それ自体の感想ですが、かなりバランスが良いというか、内容が充実していたなという印象を受けました。



番組の冒頭で、まずは現在第一線で活躍している芸人さんをゲストに呼び、無名芸人と呼ばれている芸人さんたちの前で講義をするのですが、これがとにかく興味深いのです。

それぞれ「こういうことを考えて笑いを作っていたのか」と感心させられると同時に、お笑いがあくまでもロジカルなものであることが改めてわかり、コントを観る上で、とても勉強になるのです。

いや、勉強してどうするんだと思う人もいるかもしれませんが、どんなものであれ、知識があればあるほど、より深く楽しめるものです。

そういう点からいえば、お笑いもまた、知識があればまた違った楽しみ方もできるはずですから、こういう滅多に教えてくれないようなお笑いに関する情報というのは、お笑い好きにとっては貴重なものでした(といっても、観る側は基本的には頭空っぽにして観るべきだとも思いますけどね)。



こうして、冒頭でお勉強的なことが行われたあと、その講義にちなんだテーマが出されて、そのテーマに基づいて毎回芸人さんたちが制限期間内にコントを作ります。

合宿所という、狭い空間で、限られた時間内にコントを作るとなると、それはもう色々なドラマが生まれるわけでして、ある意味ドキュメンタリ―的な要素も入ってきます。

そういう部分を毎回観ていると、芸人さんたちにどんどん感情移入していくので、笑い以外の感情も番組を観ていて抱くようになると思います。



そして最後に苦しみながら生み出されたネタが披露されていき、その中で一番面白くなかったコンビ・トリオが合宿所を去っていくのですが、これがまたドラマチックなのです。

面白いネタで笑っていたかと思ったら、一転してシリアスな展開になる。こんなに怒涛の展開をみせる番組も珍しいなと観ていて思いました。

最終回の結果は、おそらく誰もが納得のいくものだったはず

このように、各コンビ・トリオがしのぎを削って、最終的に残った3組が優勝を目指してコントを披露したのですが、まず何より生放送というのが良かったです。

最終回を生放送にしたことで、臨場感・緊張感がこれまでの回と段違いでした。

また、会場に観客を入れていたことで、自分以外の反応を観ることができ、自分の笑いのツボと、世間の笑いのツボが一致しているのかがわかったり、その反応が大きければ優勝に近くなるであろうことが、結果が出る前からある程度予想できるというのもわかり易かったです。



さて、肝心の内容ですが、1回戦で「おべんとばこ」が削られてしまったという結果に、納得できた人は多かったのではないでしょうか。

別にテーマの「旅」から外れていたわけでも、彼らが面白くなかったわけでもなく、単純に、「オダウエダ」と「マスオチョップ」がより面白かった。ただそれだけなんだと思います。

彼ら、彼女らのコントを観ていて思うのは、合宿で最初のほうはふわふわしていた部分がそれぞれあったのに、今ではちゃんと講師が伝えたことを吸収して、独自のカラーを確立し、確固たるものにしていたなということです。

「マスオチョップ」は松本さんがとにかく気持ちが悪く、奇妙で、それに絡まれる西園さんがリアルな反応という形でつっこむスタイル。

「オダウエダ」は冒頭はただの日常なのに、いきなりSF・ファンタジー要素の強い展開になって、最終的にかなりの力技で解決していくスタイル。

「おべんとばこ」は一見するとボケっぽいオオハシさんが、中川さんの変な絡みをつっこむというよりは笑顔で流していく、ポジティブツッコミという新しいスタイル。

最終回でも、それぞれがこのスタイルを貫いていて、それでいてちゃんと面白かったので、流石ここまで残ってきただけのことはあるなと思いました。



続いて、最終決戦ですが、「マスオチョップ」の優勝もまた、納得のいくものだったという人は多かったと思います。

これに関しては、もちろん「マスオチョップ」が単純に面白かったからというのもありますが、「オダウエダ」慣れしてしまったというのも理由の一つなのではないかと私は観ていて思いました。

オダウエダがやったネタは、どこか第6回目で披露したネタの雰囲気に近いものがありましたし、構成自体は毎回似ていて、「導入部分は日常→一転して非日常→解決のため、その非日常を武器等を使って解決」という流れになっています。

もちろん、先ほど述べたように、それが彼女たちのカラーであって、良いところです。

しかし、続けて2回披露する、こういったコンクール番組においては、1回目以上に大きな裏切りが用意されていないと、同じようなコントが2回続いただけになってしまい、観客はそれに慣れてしまうのではないでしょうか。

実際、会場の観客の笑い声も、1回目のほうが多かったように感じました。



今回、優勝したマスオチョップは、芸歴9年という若手とはもう言いにくいキャリアを積んでいます。

この笑けずり優勝により、NHKだけでなく、ほかの番組でも見かけるようになることを願っておりますし、おそらく見かけるようになるのではないかなと思います。


「面白ければ売れる」


千原ジュニアさんが講義で言っていたこの言葉通りであれば、マスオチョップは売れるでしょうからね。

NHKのコンクール番組は視聴者に寄り添った作りになっている

さて、タイトルにもある通り、私は今回、この番組を観ていてコンクール番組とNHKとは相性がいいのではないかと考えました。

というのも、他局でやっている「M-1グランプリ」や「THE MANZAI」、「キングオブコント」などのコンクール番組と違って、観やすかったためです。



他局のコンクール番組は、スポンサーの制約があるためか、単純に尺を伸ばしたいのかわかりませんが、とにかく前置きが長いです。

ドラマ性を持たせるために、多少出場者の背景を流すのは仕方ないと思いますが、民放は「多少」とはいえないくらい長尺で流す傾向にあります。

また、それ以外にもゲストや出場者以外の人に必要以上に絡んだり、過去のこんくーる内容を再び流したりと、出場者が芸を披露するまで異常に時間がかかります。

間に何度もCMを挟むのも、テンポを悪くしていますし、正直なところ、リアルタイムで観る気が起きないですね。



採点方法についても、これらのコンクール番組は、審査員の人が採点するため、たまに世間(と言いつつ私だけかもしれませんが)とずれていることがあります。

おそらく、プロの目から見ると、単純に会場が笑っていた、面白かったというところだけで判断するのではなく、構成だったりリアリティだったり、オリジナリティだったり、素人ではわからないような部分も含めて採点しているのでしょう。

しかし、あくまでも芸を観るのは我々素人です。

素人は単純に「面白い」、「面白くない」で判断するわけですから、そういうプロの目線による採点は、時に違和感を生じさせ、結果に納得がいかない場面も出てきてしまいます。



その点、NHKはそもそも放送時間が短かったですし、出場者の背景についても丁度いい長さだったと思います。

また、スポンサーがいないため、CMが一切なかったというのもテンポよく観られた要因の一つでしょう。

採点方法についても、過去に放送していた「爆笑オンエアバトル」もそうでしたが、我々素人に判断を任せていて、納得のいく結果になっていたと思います。

特に、今回はスマートフォン・PC・dボタンから投票できるようになっており、全国の視聴者が面白いと思った組が勝つという、非常に公平な採点方法で、かなり好感が持てました。

こういう、視聴者参加型で、スポンサーの制約がないコンクール番組となると、NHK以外では難しいのかもしれませんね。

おわりに

正直なところ、今まではNHKという局の雰囲気と、バラエティがあっておらず、どこかぎこちないというか、滑っているなという印象を持っていました。

しかし、今回、笑けずりを通してその考え方はガラッと変わり、むしろNHKでこそ、コンクール番組は映えるのではないかなと思うようになりました。

もっとも、コンクール番組以外のバラエティ番組に関しては、完全台本という制約によって、爆発力があまりないので、一長一短という感じでしょうか。

コンクール番組ならNHK、それ以外なら民放というのが、最も良い住み分けなのかもしれません。

話がだいぶそれてしまいましたが、マスオチョップ、優勝本当におめでとうございました。


長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。

それでは、またのお越しをお待ちしております。