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オタクの戯言

オタクが思うがままに書き連ねていく、とりとめのないブログです

公開当時周りで不評だった「思い出のマーニー」を今更観た感想(ネタバレあり)

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はじめに

当ブログにお越し頂き恐悦至極に存じます。あにおです。


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私の中でジブリというと、「アニメ好きなんだ!どういうの見るの?」攻撃に対抗できる、数少ない作品です。

別にだからというわけではありませんが、これまでの作品はそれなりに観てきていました。

そんな中、この作品は今の今まで観ていません。それは、周りの評価が軒並み低かったからです。

今回は、そんなあまりよろしくない印象だった本作品を観て、どういう感想を抱いたのか、正直に書いていこうと思います。


それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです。

序盤の印象は、可もなく不可もなくだった

冒頭、主人公である杏奈の「私は自分が嫌い」という独白から始まるのですが、掴みとしてはかなり良かったと思います。

もっとも、この独白はネガティブなものですから、徐々にポジティブな印象に変わるか、少なくともネガティブな印象を払拭してくれないと、観ている側はただしんどいだけです。

この点、そこからしばらくは、頼子が杏奈と上手くいっておらず、遂には田舎に預けられてしまったり、その預け先で地元の子に暴言を吐いたりと、ネガティブな描写が続きます。

通常、これだけ嫌な描写が続くと、観ていてストレスを覚え始めるのですが、そこは流石ジブリというか、セツと清正の存在がそれを中和してくれていて、そこまで苦になりませんでした。

マーニーとの時間は、夢と現実とを混乱させた

そんなATフィールド全開の杏奈ですが、預け先でマーニーという少女と出会う事で、徐々に気持ちに変化がみられます。

もっとも、マーニーと会ったあと、最後は必ずどこかで倒れている(寝ている)杏奈の描写があるため、マーニーが実在しないということが、視聴者側はすぐにわかります。

では一体彼女はなんなのか、このマーニーとのやり取りには何の意味があるのか?という疑問を抱いたまま、物語はどんどん進んでいくのですが、突如現れた彩香がマーニーを知っていたことで、いよいよわからなくなってきます。

そこからの展開は、意外性こそありませんでしたが、これまでの流れを上手くまとめた素晴らしいものだったと思います。

何故杏奈はマーニーにだけ心を許したのか

私がこの作品を観ていて一点だけ気になったのが、あれだけ他者を拒絶していた杏奈が、何故マーニーにだけ最初から心を許したのか。という点です。

しかしこれも、最後までちゃんと観れば容易に想像がつきます。

杏奈は幼き頃、祖母であるマーニーから色々な体験談を子守唄代わりに聞かされてきました。

それが意識の深くに刻み込まれていたのでしょう、ある種の既視感みたいなものを覚えたのかもしれません。



あるいは、杏奈は自身の性格に閉塞感を覚えており、それを何とか打破したいと思っていたでしょうから、マーニーという非日常的な存在に期待したという可能性もあります。

どちらにしても、マーニーが杏奈にとって“普通ではなく特別である”ことが理由として大きかったのでしょう。

最後まで観た感想は、周りの評価とは正反対のものだった

冒頭で、公開当時周りの評価が軒並み低かったと述べましたが、最後まで観た私の感想は全く逆でした。

これ、非常に良くできた素敵な映画じゃないか!

冒頭の、厭世観をまとった杏奈が、マーニーとの交流を通じて祖母に愛されていたことを思い出したことで、最終的には別人のように変化するところ。

そのマーニーとの交流がどういう意味を持っていたのか、マーニーの日記や久子の存在により、それまでの伏線をきちんと回収したところ。

視聴者にできるだけわかり易く、丁寧に、だけどくどくならないよう、絶妙に作られた映画だという印象を持ちました。

おわりに

繰り返しになりますが、公開当時この映画を観た周りの評判が悪かったこともあって、今まで中々手を出せずにいたのですが、良い意味で裏切られました。

冒頭で抱いたネガティブな印象が、最後には払しょくされて清々しい気持ちで終われるこの映画は、私の中では“良い作品”という位置づけです。

いないかもしれませんが、私のように観ず嫌いでこの作品を敬遠しているという人がいたら、是非一度観てみて欲しいです。



長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、またのお越しをお待ちしております。