オタクの戯言

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メアリと魔女の花の試写会に行ってきたのであらすじと正直な感想を書く(ネタバレあり)

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はじめに

当ブログにお越し頂き恐悦至極に存じます。あにおです。

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出典:メアリと魔女の花

日付変わって昨日、応募した試写会に当選していたので「メアリと魔女の花」を観に行ってきました。

一目見て「ジブリ?」と思わせるような雰囲気のこの作品ですが、正直なところ面白かったのかどうか。

今回はそういった忌憚のない感想を書いていこうと思っています。


それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです。

そもそもこれはジブリなのか

おそらくほとんどの人がジブリとの関係を気にしたと思うのですが、調べてみると関係自体は確かにありました。

この映画を製作したスタジオポノックという会社は、元々スタジオジブリに在籍していた「西村義明」さんが2015年4月15日に設立した会社なのです。

また、本作のエンドロールでは「感謝」という二文字のあとに、高畑勲、宮崎駿、鈴木敏夫という名前が流れてきました。

このことからも、スタジオジブリによる何らかの協力があったことは、想像に難くありません。

あとは、監督が「借りぐらしのアリエッティ」や「思い出のマーニー」を手掛けた米林宏昌監督というのも無関係ではないでしょう。

ジブリではないが、ジブリの雰囲気があるのも頷ける。そんな作品なんだと思います。

メインキャストの声優さんは俳優で固めていた

私は声オタなので、声を聴けばなんとなくどの人が演じているかわかることが多いです。

しかし、本作では聴いたことあるな・・・というキャラも何人かいたものの、自信をもってこの人!といえたのは小日向さんくらいでした(笑)

それもそのはず、メインはすべて俳優さんだったのです。

もっとも、だからといって酷かったかというとそういうわけではなく、主人公のメアリを演じた杉咲花さんの演技は、全く違和感がなくメアリの雰囲気にばっちり合っていました。

半主人公というか、メアリの相手役であるピーターは、安定の神木隆之介さんだったので、特にいうことはありません。作品を重ねるごとに上手くなってますからね。



ほかにも、マダム・マンブルチューク役の天海祐希さんも、かなりいい味を出していましたし、フラナガン役の佐藤二郎さんは本気で気付けなかったくらい役にマッチしていました。

こういった俳優陣で固めるあたりもジブリっぽくはありますが、ここまで上手くキャスティングできたという点はスタジオポノックらしさなのかもしれませんね。

肝心の内容はこれからの季節にピッタリなものだった(ネタバレあり)

さて、ここまで作品の中身に触れてきませんでしたが、肝心なのは何といっても中身です。

まず初めに結論だけ言うと、それなりに面白かったというのが正直な感想です。

ジブリ同様、大人も子供も楽しめる。そんな映画でした。

メアリの夏休みに起きた出来事ということもあって、これからの季節にピッタリだなと観ていて思った次第です。



では、もう少し深く内容に触れていきます。



まず、冒頭にいきなり謎の少女が謎の組織から逃げ出すというシーンから始まるのですが、こういういきなり大きな出来事から始めるというのは、一気に興味を引くのでとても良かったです。

このあと、暫くはメアリの何気ない日常が描かれたのも、緊張と緩和といった感じでバランスが取れていました。

メアリが自分の容姿などにコンプレックスを持っていたり、退屈な毎日に辟易していたりと年相応な様子が微笑ましかったですし、ピーターとのやり取りは少しベタな分観ているこっちが恥ずかしくなるほどでしたね。



そんな日常が、ピーターの飼い猫であるティブとギブの案内で見つけた美しい花「夜間飛行」によって、急展開を迎えます。

鈴蘭にも似たその花を一房とでもいうのでしょうか、一つ掌でつぶれたかと思ったら、何やら粘液のようなものが大量に手にまとわりつき、メアリの手のひらに吸い込まれてしまいました。

手には花のような模様。そしていきなり持っていた箒に魔力や宿り、メアリはそのまま上空へと飛んでいき、雷をまとった大きな黒い竜巻の中心へと突っ込むとそこには美しい風景が。

そのまま箒は飛び続け、到着したのは大きな建物のある場所でした。

先ほどまでの日常シーンという緩和が効いていた分、ここでまた一気に引き込まれましたね。



この建物は「エンドア大学」という魔法の学校だったのですが、まるでテーマパークのような雰囲気で目だけでかなり楽しめました。

もっとも、楽しさの中にもどこか不気味さが共存していて、魔女・魔法のミステリアスな感じがよく表れていたと思います。

校長であるマダムや科学者のドクターは、最初は新入生だと勘違いしていたのですが、最期には違うということに気付きます。

しかし、ここでは捕まえず、メアリの持っている夜間飛行のために泳がすことに。

ここで少し冒頭のシーンに繋がり、この夜間飛行は謎の少女が組織から逃げる際に持ち出した花の種が成長したものだったことが発覚しました。

そう、これこそがタイトルにある「魔女の花」というわけです。

ここら辺の流れは、観ている中で何となく予測できはしましたが、変に奇をてらわない分好感を覚えましたね。



とりあえず無事に家に帰れたメアリの手にあった花の模様は消え、それが夜間飛行による一時的な効果だったことに気付きます。

これでもう二度と行かなくて済めばここでハッピーエンドとなるのですが、それでは面白くありません。

なんと、メアリがエンドア大学に行くのと時を同じくして、ピーターが行方不明になっていたのです。

当然居場所はエンドア大学。マダムは花と引き換えにピーターを返すと言ってきました。



再びメアリはエンドア大学へと向かいますが、マダムとドクターは約束を破り、一方的に夜間飛行を取り上げ、変身魔法の実験台にするべくメアリを閉じ込めます。

そこには、変身魔法で変わり果てた姿となった生き物や、行方が分からなくなっていたギブらしき生き物、そしていなくなったピーターも閉じ込められていました。

メアリは校長室から持ってきてしまっていた、魔法の呪文について書かれた本を使い、そこにいたみんなの変身魔法を解呪。

元の姿に戻った動物たちと共に箒に乗って脱出を試みるのですが、あと一歩のところでピーターがマダムに捕まってしまいます。

人生で一度は言ってみたいセリフ、「俺のことはいいからひとりで行け!」というピーターの男気により、メアリだけがまた地上へと引き返しました。

このシーンは緊迫感がかなりあって、第一の山場といった感じでしたね。



メアリはピーターを残すのを拒んで戻れ!と箒に連呼したのですが、箒が向かった先はよくわからない一軒家。

どうやら箒の元々の居場所だったようで、戻れという言葉で勘違いした結果たどり着いたのだろうとのことでした。

恐る恐る家の中に入ると、どこからともなく大叔母であるシャーロットの声が。

この時点でもう観ている人は全員察したと思いますが、この大叔母こそが冒頭に出てきた謎の少女だったのです。

メアリが魔法を使えたのは夜間飛行のおかげでしたが、強力な魔法も操れたというのは血筋もあったのかもしれませんね。



話を戻して、シャーロットいわく、彼女がある日偶然夜間飛行を見つけてしまったことで、マダムとドクターが豹変してしまい、誰でも自由に魔法が使えるようする実験を生徒に行うも失敗。

それを憂いた彼女は過ちを繰り返させぬよう、夜間飛行を盗み出して逃げたというのが事の始まりでした。

事件の全容が分かったところで、メアリは偶然家を出るときに落としていた星間飛行の花一房を、シャーロットから鏡を使って手渡されます。

ピーターを助けるべくこれを使えば、二度と家に戻れない可能性が高いにもかかわらず、ピーターを助けることを決意しました。

が、このタイミングで追いかけてきたマダムが登場。ラスボス感が強い(笑)



結局、マダムの追跡を振り切れず、近くまでは来られたものの、魔法の本や花が入った鞄をマダムに奪われてしまい、地上に墜落。

その衝撃で箒も折れてしまい心が折れかけますが、折れた箒やティブのついてこいと言わんばかりの行動が、メアリを再び奮い立たせます。

徒歩でピーターが捕らえられているであろう場所まで向かうも、マダムの放った追っ手に捕まり・・・そうになる寸前で助けが!

なんと、メアリが助けて一緒に逃げたはずの動物たちが、メアリを背中に乗せ追っ手から逃がしてくれたのです。

この展開は良い!こういう熱い展開たまりませんよね。



こうして動物たちの助けもあり、ようやくピーターの元までたどり着きますが、ここでまさかの間に合わず。

実験は実行に移され、メアリの叫びも虚しくピーターはゲル状の変わり果てた姿に・・・。

またも失敗し、マダムは攻撃され、シャーロットの時と同様に施設も崩壊しかかりますが、実験に使われなかった花の一房を発見したメアリは何とかそれを手に入れようとします。

が、まさかの強化ガラスに阻まれて取れない。

この短時間で2回も予想を裏切られるとは思ってもいませんでした。

そうこうしているうちに、かつてピーターだったものがメアリに襲い掛からんとしますが、中でまだピーターが抵抗していたらしく「逃げろ!」という声と共に一瞬姿が見えます。

そこでメアリが取った行動は、ピーターに本を使って解呪させるというものでした(本はマダムが攻撃された衝撃で落としたものを拾っていました)。

ピーターの手に花のマークがあったのを見たからなのか、それとも実験が失敗したとはいえ魔法が使える状態にあると踏んだからなのか。

ピーターに手を出すよう呼びかけ、出てきた手を引っ張って本のページをくっつけたところ、見事解呪の魔法が発動します。

いやメアリが解決するんちゃうんかい!!

またもまさかの展開にびっくりしましたが、2人で協力して事態を収束させたというのは悪くない幕引きだったと思います。



こうして無事ピーターを救い出し、フラナガンが治してくれていた箒に乗って帰宅。

冒頭のメアリに比べて、この一件を経たメアリは何だか少し変わったようでした。

めでたしめでたし。



あれ、こうして改めて書き出して気付いたんですけど、それなりに面白かったの“それなりに”はいらないのでは?

緩急が見事についていましたし、笑いあり涙あり、そして最期は大団円ととても良い映画だった気がしてきました。

あとは、映像もかなり美しくて見応えがありましたしね。



もちろん、人によっては置きにいったと取るかもしれませんが、私はこれくらいわかり易く丁寧に描かれているほうが観やすくて好きです。

欲を言えば、序盤であれだけメアリのコンプレックスについて描いていたので、もう少し心境の変化というか、心の成長について最後に描いて欲しかったですかね。

まあ、ここら辺は観客がそれぞれ脳内で補完すればいいので、本当に強いて言えばという感じですけど。

おわりに

改めて振り返ってみたところ、良い映画だったという結論に達しましたが、この感想は決して的外れではないと思います。

もちろん大人同士や一人で観るのも良いですが、特に親子で観るといいのではないかなあと観ていて思った次第です。

時期が丁度夏休みの話ということもありますし、子供が夏休みになったタイミングで一緒に観に行くというのもアリですね。

とにかく!観て損したと思うような内容ではないので、あなたがこれを読んで少しでも興味がわいたのであれば、一度観に行ってみてはいかがでしょうか。



びっくりするほど長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、またのお越しをお待ちしております。