オタクの戯言

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原作関係なく実写映画「鋼の錬金術師(ハガレン)」を観た感想を正直に書きます(ネタバレあり)

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はじめに

当ブログにお越しいただき、恐悦至極にございます。あにおです。

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出典:映画『鋼の錬金術師』公式サイト

まず初めに言っておきたいのは、鋼の錬金術師(ハガレン)の実写化という話が出た段階から、本当に嫌だったという事です。

どう考えても実写には向かないこの作品、失敗するのは目に見えています。

じゃあなんで観に行ったの?暇なの?という疑問は当然なので先回りしてお答えしますと、全ては来場者特典である荒川弘先生書き下ろしの0巻が欲しかったから。ただそれだけです。

とはいえ、せっかく観に行ったのだから感想を書かないのも勿体ない。

ということで、今回は実写映画であるハガレンをハードルが下がりまくった状態で観た結果、どうだったのかについて、正直な感想を書いていこうと思っています。


それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです。

映画を評価するにあたって原作を考慮しない理由

とその前に、タイトルにもある通り今回私は原作と比較してどうこうという話をする気はないのですが、その理由について軽く触れます。

私はこの「鋼の錬金術師」という作品が所持している漫画の中でも上位に入るほどに好きで、もちろん単行本は全巻所有しています。

何故こんなにも高評価なのかというと、もちろん純粋に面白いというのもあるのですが、27巻という巻数の中で本当に綺麗にまとめたという印象があるためです。

序盤から色々と展開していき、最後にそれらが一箇所に集まるかのように収束していく様は、読んでいて本当に気持ちが良かったです。



このように、かなり原作に好意的な分、実写映画に対してはどうしても批判的な感情を最初から抱いてしまいます。

そうすると公平な評価ができず、原作と比べてここがダメだ、こういうところが気に食わないなんて悪口のオンパレードになるでしょう。

そういう事態を避けるべく、今回は純粋に映画としてどうだったのか。その点についてのみ言及しようと思った次第です。

一応、原作でいうとどのあたりまでが扱われたのか

とはいえ、原作がある映画ですから一切無視するというわけにもいきません。

そこで、一応原作でいうとどのあたりまでやったかくらいは書いておこうと思います。

なんて言ったはいいものの、正直なところ原作で起こった出来事がかなりごった煮というか詰め込まれているため、正確に何巻までの話だったということができません。

それでも無理やりあてはめるならば、大筋は3巻までといった感じだと思います。

エドたちが第五研究所でラストとエンヴィーにかち合ってひと悶着ある。そこまでを映画では描いていました。

そこに他のリオールの話やDr.マルコーに会いに行く話、タッカーの話にヒューズ中佐の死などを混ぜ込むという形をとっていました。

ハガレンは純粋に映画として面白かったのか、つまらなかったのか

前述したようにごった煮、つまり原作に沿う部分ももちろんあったものの、結構改変していたわけですが、映画としてどうたったのか。

まず結論から述べると、正直なところあまり面白くありませんでした。

以下、その理由を説明します。



まず、これは仕方がないのですが、登場人物の一部がどうしてもコスプレ感が拭えず、違和感が結構ありました。

顔は日本人なのに、ヨーロッパ系のコスプレをしている。

そんな感じの人が結構いたため、これは何とかならなかったのかなあ。無理に原作に寄せなくても良かったのにと思ってしまいました。



というビジュアルの話はここまでにして、さっそく内容に入ります。

冒頭でエドとアルが人体錬成という禁忌を犯し、そのせいで片方は義手と義足に、片方は全身鎧という体になったことで、元に戻るというゴールを提示してくれたのは観ていてわかり易かったです。

しかし、その冒頭のシーンで錬成陣が発動して、兄弟二人が離れ離れになる描写。あのCGが非常にショボい。

そのせいで、何だかシュールな感じになってしまっていて、いまいち悲壮感というか、大ごとだという様子が伝わってきませんでした。



そこから、描写がリオールの教主の話へと変わるのですが、それもまたイマイチ分かり難い。

私は原作を読んでいるのでなぜ教主を追いかけ、賢者の石と呼ばれる指輪を奪おうとしているのかわかっていましたが、あれたぶん初見だと「なんで?」ってなるんじゃないでしょうか。

そのあと、すぐウィンリィがエドとアルの所にやってくるのですが、義手の修理という事でやってきたのでそこは別に良いのです。

が、そのあとずーっとエド(とアル)にくっついて行動していたのはかなり違和感がありました。

彼女は技師であって戦闘タイプではありませんし、二人にとって大切な人です。

そんな人を危険だとわかっているのに一緒にいさせるというのは、流石になにか理由付けをしてくれないと気になってしまいます。



あとは、上でも述べた通り色々な場面をつなぎ合わせているからなのか、かなり飛び飛びで状況を理解し難かったです。

これまた私は原作を読んでいたため、ああこういう流れなのかなと補完出来ましたが、初見だと「さっきまで〇〇してたはずなんだけどこれは・・・?」と混乱してしまう事もあったのではないでしょうか。

点と点が結ばれて一本の線になるのではなく、点と点のまま話が進んでいったという印象を覚えました。



ただ、最後に向けて話が盛り上がっていくという雰囲気は良く伝わってきました。

ハクロ将軍をかませ犬にして、賢者の石を媒体としたホムンクルス(?)の軍隊を街に進行させるという絶望感と、ラスト、エンヴィーというラスボスとの対峙というのはクライマックス感がかなりありました。

もっとも、これらが錬金術による激しい戦いとか、肉弾戦とかそういう観ていて迫力のある、動きのある戦いだったかというとそうでもなく、その点は少々物足りなかったですね。

とはいえ、終わらせ方は続きを作れそうでもありましたし、これで終わりでも良いという上手いまとめ方だったように思います。

エンドロール後に気になる感じを残しておいたのも良かったですしね。

あ、あとアルの声優として水石亜飛夢さんという方が演じられていたようなのですが、かなり上手かったと思います。ぴったりでした。

おわりに

ということで、全体的にみて良い映画だったかというと、お世辞にも良かったとはいえませんでした。

CGは頑張っているところもありましたが、やはり違和感があるシーンも多かったですし、テンポもあまり良くなくて「あとどれくらいあるんだろう・・・」と時間の経過が遅く感じられることすらありました。

私はそこまで映画を観る方ではないので参考にならないかもしれませんが、今まで観た映画の中で下手をすると一番退屈だな・・・と感じたかもしれません。

事実、劇場にいた他のお客さんも「よくわからなかった」とか、「今度原作貸すから読んで!」とか、ネガティブな意見が聞えてくる一方で、面白かったという声は私の耳には届いてきませんでしたしね。

このように、原作信者かどうかは関係なく、おそらく誰が観ても「面白かった!」とはならなそうなので、観に行こうと思っているのであればある程度の覚悟を持って臨んでください。



長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、またのお越しをお待ちしております。