はじめに
当ブログに初めてお越しのかたは初めまして、定期的に来てくださっているかたはいつもありがとうございます。あにおです。
昨年から今年にかけて、μ’sはもはや社会現象を巻き起こしたと言っても過言ではないほど色々なことを成し遂げてきました。
劇場版の興行収入が28億円を突破し、NHKにて初の地上波出演、ミュージックステーションへの出演、紅白出演、そして、東京ドーム単独ライブ2Days。
これだけのことを成し遂げていながら、東京ドームライブにてファイナルを迎え、そこから活動は一切していません。
そんな中、ラブライブ!というコンテンツから新しいユニットである「Aqours」が誕生し、イベントやニコ生、シングルの発売などの活動を経て、いよいよ本日、テレビアニメがスタートしました。
やはりこれだけμ’sがラブライブ!というコンテンツを大きくしたことからも、その注目度は相当高いといえますし、何より私自身もかなり注目していました。
という事で、こりゃリアルタイムで観るしかない!と思い、先ほど1話を観終えたので、早速感想やらを書いていこうと思います。
それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです。
PVのシーンはほとんどが1話を編集したものだった
冒頭、梨子が音ノ木坂学院から転校してくるシーンから始まり、すぐに場面が切り替わって、千歌がスクールアイドルを目指すきっかけとなる出来事が流れます。
PVで千歌が持っていたチラシは、秋葉原に曜と2人で行った時に拾ったものだったようで、このチラシが飛んで行って、それを追いかけてUTXのディスプレイに映るμ’sを観て・・・というのがそもそものきっかけでした。
この時2人のリボンは、まだ黄色だったので、おそらく春休みを利用して秋葉原へ行ったところ、みたいな感じだと思います。
ここから、スクールアイドル部に勧誘するシーンで、1年生組が登場し、そのあと、勧誘がダイヤに見つかり「認めないからです!(ここがちょっと変わってました)」と拒絶され、そこから果南の実家であるダイビングショップへ。
一通り話した後に、果南の「小原家でしょ」のセリフと共に、観ている視聴者が絶対に笑ったであろう、謎のBGMが流れ、鞠莉がヘリで登場。
最後の最後で、海に飛び込もうとしていた梨子が冒頭以来2度目の登場となり、ここでAパートが終了しました。
つまり、PVは正確に言うと、ほとんどが1話のAパートを編集したものだったという事になりますね。
千歌がスクールアイドルにこだわる理由が明らかに
前記からもわかるように、Aパートはいわばキャラの紹介がメインとなっているのだと思います。
ということで、Bパートからいよいよ物語が動き出し、梨子との海岸での会話で、千歌がなぜスクールアイドルにこだわっているのか、その理由が判明します。
ラブライブ!1期では、穂乃果は「学校存続のために」という、他の人・物のためにスクールアイドルを目指します。
他方、千歌はそのはつらつとした印象に反し、自分が普通であることに相当なコンプレックスを抱えていたようです。
そのコンプレックスを抱え続けたまま、高校2年生になってしまうかという時に、μ’sという、「普通」でありながら「特別」なユニットと出会い、強く影響されます。
「普通」でしかない自分も、同じようにキラキラと輝きたい、そんな「自分のために」スクールアイドルを目指すというのが、千歌がスクールアイドルにこだわっていた理由でした。
前作の主人公である穂乃果が、ある種カリスマ的であった分、千歌のこういう「普通」な所は、より親しみやすく、また、現実にμ’sのファンである人達の共感も得られたのではないかなと観ていて思いました。
ちなみに、このシーンで梨子がμ’sの存在を知らなかったことから、この物語は少なくとも真姫、凛、花陽の3人が卒業した後の話のような気がします。
校内でこの3人がいれば嫌でも目立つでしょうし、特に真姫とは作曲関係で何らかの親交があっても良さそうですからね。
当面の方向性は、部員集めと3年生組が抱える問題解決か
その後、千歌が本気であることを知って、曜が水泳部との掛け持ちで加入、もう1度ダイヤに許可をもらいに行ったのですが、そこでもまた断られます。
この時、ダイヤがラブライブ!出場について詳しかったことや、Aパートでの果南の千歌がスクールアイドルを目指すと言った時の反応、鞠莉と果南との確執がある雰囲気から察するに、3年生組は以前スクールアイドルを目指していた過去があるような気がします。
そこで作曲ができないことが理由なのか、他に何かがあったのかはわかりませんが、断念し、OPの様子からすると、3人の間にも溝ができてしまった。
そういった問題が3年生組にはありそうで、そこを千歌がいかに取っ払うかというのが、おそらく最初の大きな関門の1つなのでしょう。
部員集めについては、これからラブライブ!1期の時のように、徐々に解決していくでしょうから、まず部員集め、次に3年生組の問題解決、という流れになるのではないでしょうか。
最終的にゴールがどうなるのかは現段階では不明ですが、OPのステージはおそらくドームだと思うので、ドーム大会優勝とかがゴールなのかもしれませんね。
ラブライブ!1期を意識した作りが随所に見られた?
前記の部員集めや、大きな関門として3年生組というか、生徒会長であるダイヤが立ちはだかっている事もそうですが、サンシャイン!!第1話は、ラブライブ!1期の第1話を意識しているであろうシーンがいくつもありました。
例えば、冒頭の梨子が転校してくるシーンが、最後にまた流れる所は、穂乃果が冒頭でススメ→トゥモロウを歌いだして、最後にまた同じシーンを繰り返すという所を彷彿とさせます。
他にも、OPで曜が顔を下からのぞかせるシーンは、同じくOPでことりが顔を下からのぞかせるシーンを思い出しますし、EDを2年生組が担当するところも、1期のEDを思い出した人は多かったと思います。
あとは何といっても、ラブライブ!で何度も登場していた羽(こちらは正確には2期ですけど)。今回は、梨子の脱いだ音ノ木坂学院の制服の上に落ちていて、前作を象徴するだけでなく、μ’sからAqoursへといった印象を受けました。
これは1回見た段階での感想なので、他にも細かく見ればカットが似ていたり、対比になっていたりするのかもしれませんね。
おわりに
以上のように、やはりμ’sの話題は出たものの、あくまでも千歌がスクールアイドルにこだわる理由を説明するために登場しただけであり、今までとは全くの別物と考えて良いかと思われます。
そのため、μ’sの物語を知らない、サンシャイン!!から観始めたという人も、すんなりと物語に入りこめるでしょう。
ただ、全くの別物とは言っても、ちゃんと穂乃果たちがやってきたことが、千歌へと繋がっていっている様子も見て取れるので、μ’sからのファンも楽しむことができる、そんな両方に配慮した作りになっていたように思います。
今回の放送で、千歌の人となりや、3年生組のちょっと暗めの雰囲気、作曲を梨子が担当するであろうことなど、色々なことが分かり、かなり濃厚な30分でした。
OPも良かったですし、9人とも1stシングルの時に比べて、格段に演技が上達していましたし、3Dモデリングもかなり進化していて、作画も綺麗でと、かなり良いスタートを切ったように思います。
とりあえず、まだはっきりとした方向性はわかっていないので、彼女たちが今後どうなっていくのか、しっかりと見守っていきたいと思っています。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。
それでは、またのお越しをお待ちしております。