オタクの戯言

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君の名は。はオタクにはつまらないのか正直な感想を書きます(微ネタバレ)

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はじめに

当ブログにお越しいただき恐悦至極にございます。あにおです。

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出典:映画『君の名は。』公式Twitter(新海誠、2016「君の名は。」製作委員会)

先月の26日から、新海誠監督の新作である「君の名は。」が公開となりました。

他の映画などでちょくちょく予告を観ていて面白そうだったため観に行くつもりだったのですが、なかなか時間が取れず昨日の夜にようやく観てきた次第です。

今回は、観てきた人の中に「オタクにはしんどい映画」という感想があったため、実際にオタクである私が観てどう感じたのかを書いていきたいと思っています。


それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです。

※長々と読んでられない!という場合は目次の「忙しい人のためのまとめ」から飛んでください。

本編が始まる前の予告からするとどうやら一般向けの作品らしい

まず形式面からいうと、どうもこの作品はオタクをメインターゲットにした作品ではないようです。

というのも、通常オタクがメインターゲットといえる作品は、その予告もまたアニメ映画の予告ばかりで実写の邦画が予告として流れることはほとんどありません。

にもかかわらず、この作品は本編が始まる前の予告が全て実写の邦画になっていて、他のアニメ映画が予告として流れることは一切ありませんでした。

良く考えてみれば主役の2人に声優さんではなく俳優さんを起用している時点で、オタクをメインターゲットとしていない気もしますけどね(笑)

最近のアニメ映画には珍しくしっかりとOPがある作品

冒頭、いきなりRADWIMPSの曲が流れたかと思ったら次々と場面が切り替わっていき、それがOPだと気付くのに少し遅れてしまいました。

それくらい最近のアニメ映画においてOPがあるというのは珍しいのです。

かといって、別にOPがしっかり作られている=オタクが観るには辛い、しんどいといわけでは当然なく、ただ面食らう程度のものだと思います。

主人公の2人を演じる俳優さんの演技も別にそこまで違和感はない

OPが終わり、本編が始まったところで主人公の2人が順次登場します。

肝心の主人公2人の演技はどうだったのかといえば、これも別に拒絶反応が出るほど酷いというわけではありませんでした。

男主人公の瀧を演じる神木隆之介さんはこの他にも色々な作品で声優として活躍されており、サマーウォーズなどが特に有名だと思います。


他方、女主人公の三葉を演じる上白石萌音さんは、声優さんとしての実績はほぼありません。

それでも、オタクがよく憤慨する「こんな棒読みなら専門外にやらせるな!」問題は起きていなかったので、この点でもオタクが観るにはしんどい作品とまではいえないと思います。

内容は良くある「男女入れ替わり」を逆手にとったもの

予告を観ていた人は大体わかっていたとは思いますが、主人公の瀧と三葉がお互いに入れ替わってしまう事が物語のキモになっています。

通常男女が入れ替わるというと、幼馴染とかクラスメイトとかそういった近い存在同士が一緒に坂を転げ落ちたり、雷にうたれたりとショックを受けて入れ替わってしまうことが多いです。

そうすると、この「入れ替わり」が解消される瞬間が盛り上がりのピークになりがちで、最初はどう展開していくのだろうと期待半分不安半分といった感じでした。



しかし、この作品は「入れ替わり」という設定こそベタではありますが、それ以外がかなり練られていて色々な仕掛けが各所に散りばめられています。

ベタな設定だからこそ固定観念に囚われていたというかある種決めつけて観てしまっていたので、この新しいタイプの仕掛けは本当に「やられた!」といった感じでしたね。

終盤に差し掛かって色々なことが判明するたびに「あれはこういう事だったのか」と思う事も多かったので、1回だけでなく何回か観た方がより楽しめる作品といえるかもしれません。



以上のように、本作は伏線が各所にちりばめられ、それが上手く回収されているというストーリー展開となっています。

こういう手法はオタクであれば嫌いな人は少ないと思うので、この点でも観ていてしんどいと思う事はあまりないと思います。

観終わったあと恋がしたくなる作品

「男女入れ替わり」を描いた作品に多く共通しているのは、その入れ替わった男女が恋に落ちるという展開です。

この作品もそこは外しておらず、入れ替わりを何度も経験するうちにお互いの事を大切な存在だと思うようになっていきます。

しかし、前述した通常の入れ替わりとは違った仕掛けによって2人の間にはいくつもの壁が立ちはだかっていて、2人の恋は簡単には実を結びません。

その分歯がゆいですし、2人が気持ちを通わせた瞬間のカタルシスたるや筆舌に尽くしがたいものがあります。


また、最後の最後まで2人の関係をはっきりとさせなかったことが、受け手に2人の今後を想像する余地を残していました。

この想像する余地と最後の終わり方も手伝って、「ああ、恋愛って良いなあ」としみじみ思った人も多かったのではないでしょうか。

と同時に、私のようにモテないタイプの人間ですでに恋愛という戦場から一線を退いてしまっているような人には、別の意味でも心にくる可能性があります。


つまり、この作品の「恋愛」という要素が、オタクが観るにはしんどいという感想を抱かせることになるのだと思うのです。

なんだか書いていて悲しくなってきました。恋って・・・なんだったっけ・・・?

忙しい人のためのまとめ

  • 本編が始まる前のCMでアニメ関係は無かったので一般向けに造られた作品といえる?
  • 最近のアニメ映画には珍しくOP映像がしっかりと作られていた
  • 主人公を演じる俳優陣の演技も良かった
  • 内容は良くある「男女入れ替わり」を題材としているが、色々な仕掛けが施されていて視聴者の意表を突くようなものだった
  • 作品の恋愛要素がモテないオタクにしんどさを味わわせていたのではないか

おわりに

ということで色々と書きましたが、結論としては基本的にはオタクであっても十分楽しめる作品だと思います。

ストーリー構成も素晴らしかったですし、新海誠作品を象徴する美しい背景や描写も健在でしたしね。

しかし、ドラマのような恋愛描写や青春と恋愛が掛け合わさったものが苦手という人にとっては、確かに観ていてしんどい作品ともいえます。

恋愛ものが平気な人や現在恋人がいるオタクであれば何の問題もありませんが、色々と拗らせてしまっていたり本気でリア充爆発しろと思っているようなオタクは観ないほうが良いのかもしれません。

まあ枯れている私が大丈夫だったのですから、「恋愛もの」が大嫌いな人でもない限りは後者であってもおそらく大丈夫だとは思いますけどね。



長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。

それでは、またのお越しをお待ちしております。

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