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「異世界食堂」はよくある異世界ものとは一味違う作品でした(感想・微ネタバレ)

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はじめに

当ブログにお越しいただき恐悦至極にございます。あにおです。


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またもや間が空いてしまいましたが、またもラノベマニアの友人からおすすめの作品を紹介してもらいました。


実際に読んでみてやはり面白かったですし、アニメ化する前にこの作品を発掘していたあたり流石といった感じです。

ということで、今回は「異世界食堂」を読んだ感想を書いていきたいと思います。


それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです。

※長々と読んでられない!という場合は目次の「忙しい人のためのまとめ」から飛んでください。

タイトル通り異世界ものだがそれだけで敬遠するのは勿体ない

この作品はジャンルでいえばおそらく「異世界もの」に分類できると思います。

タイトルも「異世界食堂」なのに何故こんなにも自信なさ気なのかというと、皆さんが想像するような異世界ものとはちょっと毛色が違うためなのです。


通常の異世界ものというと、平凡な主人公が異世界に行った途端凄い力でドーン!みたいな感じを想像すると思います。

しかし、本作品は異世界というのはどちらかというと我々の住むこの“現実世界”を指していて、向こうに住む人たちにとっての「異世界」という捉え方をしたほうが適切な気がします。

しかも、主人公は一応「異世界食堂」の店主という事になると思うのですが、別段凄い力を発揮することもなければ何か強大な敵と戦う事もないのです。

だからこそ「異世界もの」と断言するのはちょっと躊躇われたというわけです。

いたって単純なテーマでも読者を惹き込めるのは高い文章力が理由

本作の内容を説明する場合、本当に簡単に済んでしまいます。


「店主が異世界の住人に店の料理を振る舞う」


本当に、ただこれだけのことをひたすら書いている作品なのです。

それでも読者に面白いと思わせるのは、ひとえに作者の文章力によるものだと思います。



物語の構成をもう少し詳しく説明しますと、まず、本作の設定として「異世界から異世界食堂である「ねこや」へと通じる扉は毎週土曜しか現れず、その扉は異世界に点在していて1往復したら消滅し次の土曜日まで現れない」という共通ルールがあります。

その上で、各話ごとに一つの料理をテーマとしてそれを好む客が登場し、その客がどういう経緯でその料理を好むようになり常連になったかという背景を描くという流れになります。


たったこれだけで読み応えがあるのは、テーマとして想像しやすい料理をチョイスしている事、その料理を好む客が異世界では激動の人生を歩んでいることが多いにもかかわらず、異世界食堂に現れるとただの常連客として料理のとりこになってしまう。

そういうギャップがわかり易く描かれている事にあると思います。


特に、料理についての表現力が卓越していて、我々が想像しやすい題材を選んでいることを差し引いてもかなり「美味しそう」な様子が伝わってきます。空腹時に読むと完全に飯テロです。

1巻に21品もの料理が登場し、その都度上のような流れで物語が繰り返されているのですが全く飽きませんでした。

これを2巻、3巻と続けられると普通だったら飽きると思うのですが、本作に限って言えばおそらく飽きないでしょう。

忙しい人のためのまとめ

  • 「異世界もの」であって「異世界もの」ではない。従来のものとは違った斬新な設定が面白い
  • 話としては非常に単純で、異世界の住人に我々の世界の料理を振る舞うというもの
  • オーソドックスな料理と訪れる客の背景を筆者の巧みな文章力でうまく表現しているため飽きがこない

おわりに

異世界ものにしては珍しく、強大な敵と戦ったり仲間が死んだりすることも、シリアスな展開も皆無に等しいこの作品。

それでも面白いのが、読んでいて本当に不思議でしたし斬新でした。

昨今乱立している「異世界もの」に食傷気味な人でもきっと楽しく読めると思うので、まだ読んでないよという人は是非読んでみて下さい。

私としても、これからもまた同じような展開が続くのかそれとも何か大きな変化があるのか、そんなことを気にしつつ続きを購入して読みたいと思います。

※2017年夏アニメで放送されることが決定しましたね!この面白さが映像化しても損なわれないことを祈るばかりです(2017.06.26追記)。



長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。

それでは、またのお越しをお待ちしております。

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