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グレイテスト・ショーマンはなぜ3時間の尺にしなかったのか(感想・ネタバレ)

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はじめに

当ブログにお越しいただき、恐悦至極にございます。あにおです。

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出典:「グレイテスト・ショーマン」公式サイト(20世紀フォックス映画、2017)

公開されてからだいぶ経っていますが、知人から「めっちゃいいよ!」と勧められたので今更観に行ってきました。

気になっていたこともありそれなりに期待していたせいなのか、若干の肩透かしを食らったというのが正直なところです。

今回は、私が何故そう思ったのかを感想も踏まえて書いていこうと思っています。


それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです。

※長々と読んでられない!という場合は目次の「忙しい人のためのまとめ」から飛んでください。

演技・音楽・演出すべてが良くできていた

私がミュージカルに抵抗がないという事もあるとは思いますが、やはりヒュー・ジャックマンのパフォーマンスは素晴らしいですね。

レミゼでもその歌声に感激すると共に驚いたのをよく覚えています。

今回はサーカスがテーマという事でショーの側面が強く、歌に加えてダンスもありましたがこれまたお見事。

シルクハットを起用に扱いながら、縦横無尽に歌って踊るその姿にまたも驚かされました。



他にも、 フィリップ役のザック・エフロンとバーでかけあうシーンや、ジェニー役のローレン・アレッド(歌部分)の歌声は素晴らしくこれだけでも観る価値はあると思います。

ショーとしての煌びやかな様子も良く描かれており、本当にサーカスを観に行ったかのような楽しさがありました。

ミュージカルものとしては間違いなくトップクラスの出来だったといえるでしょう。

つまらないとまではいかないが感情移入がし難かった

もっとも、言われた通り「めっちゃ良かった」かというと正直なところ微妙です。

前述した通り決して悪くなく、つまらない訳でもないのになぜなのかを考えた結果、登場人物に対する感情移入がし難かったからというのがおそらく一番の理由だと思います。

全体的に少しテンポが速すぎるというか、特に肝心のバーナムの幼少期についての描写が少なすぎたのです。



幼少期、確かにバーナムは身分が低く辛い想いをしてきたのでしょう。それはちゃんと描かれていたのでわかります。

ただ、その描き方がダイジェストと言っても良いくらいささっと済んでおり、「あれ?父親亡くなってる?」、「あれ?気付いたらもう大人になってる?」と少々置いてきぼりを食らいました。

確かに、あまりここをやりすぎても冗長になってしまいますし、メインがここではないというのも十分わかっています。

しかし、幼少期に相当苦労したという描写がしっかりしていないと、主人公に対して「頑張れ!」という気持ちがわいてこないのです。

結果、成功したあとの暴走も「仕方ない」という気持ちよりも「いや何でそんな嫌なやつになっちゃうのさ」という気持ちが勝ってしまいましたからね。

そりゃあれだけ苦労したら承認欲求も強くなるだろうし、周りが見えなくなっても仕方ないよな、となるには圧倒的に描写が足りませんでした。



また、サーカスの団員達についてももう少し掘り下げて欲しかった気がします。

もちろん数が数なので全員とは言いませんが、メイン級の数名くらいはどのように虐げられてきたのかを描いても良かったのではないでしょうか。

そうすることで彼ら、彼女らの辛さが共有でき、より好きになったり応援したりできると思うのです。



他にも、フィリップとアンにスポットを当てるのであれば、もう少し丁寧に描いて欲しかったですね。

フィリップがアンに恋心を抱いてから2人が親密になっていく描写や、フィリップの両親との確執なんかを丁寧に描いてくれると、最後の病室でのシーンがより感動的になったはずです。



まあミュージカルですしそこまで細かい描写を要求するのもも・・・という感じもしますが、やはり登場人物に対する感情移入って大事だと思うんですよね。

特に主人公が好きになれないと作品自体も好きになれないみたいなところがあるので、バーナムについての描写くらいはもう少し丁寧でも良かったなというのが正直な感想です。

上映時間は104分、つまり2時間にも満たないくらいの尺だったらしいので、3時間とは言わないまでもせめて2時間半くらいで作っても良かったんじゃないでしょうか。

忙しい人のためのまとめ

  • ヒュー・ジャックマンを始め、キャストの演技・歌は素晴らしくミュージカルとしても完成度は高かった
  • つまらなかったわけではないが、めっちゃ良かったかというと正直微妙
  • 微妙だった理由は細かい描写が少なかったせいで登場人物に感情移入できなかったため

おわりに

これは私が作品を評価するにあたって、ストーリーを重視する傾向にあるからというのもあると思います。

もちろんストーリー自体も悪いというわけではないのですが、個人的にはもうちょっと丁寧に描いて欲しかったですね。

この辺は完全に好みなので人によると思いますが、見に行く前にバーナムについての読み物なんかを頭に入れておくと、より楽しめるかもしれません。



長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、またのお越しをお待ちしております。

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