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サカサマのパテマをつまらないだろうと思った過去の自分を殴りたい(感想・ネタバレ)

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はじめに

当ブログにお越しいただき、恐悦至極にございます。あにおです。

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出典:『サカサマのパテマ』(アスミック・エース、2013)

かなり昔、なんらかのアニメ映画を劇場に観に行った際にCMでこの作品の予告が流れていました。

それを観て「ふーん、別に興味わかないなあ」と完全にスルーしていたのですが、何となく記憶には残っていたようで。

先日、動画サービスに加入して色々と物色していてその記憶が掘り起こされ、とりあえず観てみることにしたのです。

ということで、今回はこの作品についての感想を書いていきたいと思っています。


それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです。

※長々と読んでられない!という場合は目次の「忙しい人のためのまとめ」から飛んでください。

サカサマのパテマ導入の簡単なあらすじ

主人公はパテマという快活な女の子で、地下に住んでいます。

居なくなった友人のラゴスを探し地下を散策していたところ、ある日顔を覆いマントを羽織った「コウモリ男」が逆さまの状態で襲ってきたではありませんか。

危害を加えられそうになりながらも何とか難を逃れたパテマでしたが、安心して油断したからなのかそのまま地下へと真っ逆さまに落ちてしまいました。



場面変わって別の場所にて、エイジという少年がぼんやり黄昏ていると、目の前に逆さまになった少女が現れます。

なんとこれが先ほど真っ逆さまに落ちていったパテマで、“空に落ちている最中”のパテマをエイジが助けるところから物語が大きく動き出すのです。

かつて大災害によって生まれ、忌み嫌われるようになったサカサマ人であるパテマをエイジは守り通せるのか。

2人の命運はいかに。というのが物語の導入となっています。

斬新な切り口を活かして上手くまとめた傑作だった

2人が出会ってすぐの段階で、イザムラというエイジが住む国の君主にパテマが狙われ、あっけなくパテマは捕まってしまいます。

物語の最初のほうでイザムラという明確な敵を登場させ、パテマ奪還という目標ができたことで一気に引き込まれました。

いってみればマリオの手法ですね。敵のクッパが登場してピーチ姫をさらう、みたいな。



また、パテマを奪還すべくエイジが奮闘する過程で、ラゴスの行方やエイジの父であるエイイチの死の真相など、色々な情報が集まってきます。

そういった情報が繋がっていき、段々と世界の真実が明らかになっていくのが本当に自然で、観ていて「お~」と唸ってしまう事間違いなしです。



あとは何といっても「緊張感」ですね。

まずはパテマが常に空に落ちてしまいそうという緊張感と、パテマがイザムラに攫われそうになるという緊張感。

捕らわれの身となったパテマをエイジが助けるときの緊張感に、助けたは良いけどまたイザムラによって追い詰められていく緊張感。

本当に色々な角度からの緊張感が描かれていて、終始ハラハラしていた気がします。



最後はやっぱり大オチです。本当に完璧でした。

私はアホなので最後の最後でなるほど!となりましたが、察しの良い人なら中盤辺りで気付いていたかもしれません。

今までサカサマ人だと思っていたパテマが実は我々と同じ星による重力を自然に受ける側で、エイジやイザムラなどアイガの人々こそがサカサマ人だったのです。

大災害によって生き残った人々が生活するために地下に地上とはサカサマの世界を作り、大災害を生み出した科学者らが責任を感じて地下でサカサマの世界の人々を見守っていたというのが真実でした。


???


パテマがサカサマで、エイジが非サカサマと認識していた私、どうにも頭がこんがらがってしまい状況を飲み込めません。

時間が経つにつれてようやっと理解できたので、わかり易いように図解してみました。

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わかり易いようひらがなにしたのが完全に裏目に出ましたね。かなりアホっぽいです。

ただ、図自体はちゃんと合っているので説明しますと、パテマたちが住んでいたのが地底(ちてい)で、エイジたちが住んでいたのがアイガです。

そのままにしておくとエイジたちは空へと“落ちて”しまうため、地下に居住スペースを作って空に引っ張られても大丈夫なようにしたというわけです。

エイジの父が作った気球(ききゅう)は飛んでいたのではなく、正確には本来の重力に引っ張られていたという事になりますね。

うん、面白い!

忙しい人のためのまとめ

  • エイジとサカサマの少女パテマが出会う事で物語が大きく動き出す
  • 序盤でグッと引き込み伏線を徐々に回収していく構成と、色々なタイプの緊張感によって終始楽しめる作品
  • なによりもオチが秀逸で何も考えないで観ると「やられた!」となること間違いなし

おわりに

映画館の予告で観た時は「なんだよサカサマの少女って、流石に設定に無茶があるだろ」とすら思っていたのですが、観終わった今はごめんなさい以外の言葉が出てきません。

一見すると無茶に見える設定にもちゃんと理由がありましたし、その設定を上手く活かして丁寧にお話が作られていました。

映画ならではの臨場感もありましたし、当時ちゃんと劇場に観に行けばよかったと激しく後悔した次第です。

同じように敬遠してしまっているのだとしたら、騙されたと思って一度観てもらいたいですね。



長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、またのお越しをお待ちしております。

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