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誰にでもできる影から助ける魔王討伐はアニメ化間違いなしの作品でした(感想・ネタバレ)

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はじめに

当ブログにお越しいただき恐悦至極にございます。あにおです。

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出典:槻影「誰にでもできる影から助ける魔王討伐」(KADOKAWA、2016)

先月からひたすらネットで小説を読み漁っておりますが、本日もまた面白かった作品について感想を書いていきたいと思っています。

タイトルは「誰にでもできる影から助ける魔王討伐」。知っている人も多いかもしれませんね。

読んだ感じ今後間違いなくアニメ化するであろうくらいに面白かったです。


それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです。

※長々と読んでられない!という場合は目次の「忙しい人のためのまとめ」から飛んでください。

舞台は異世界だけど転移とか転生とかではなく、他作品とは一線を画している

なろう・カクヨムに限らず、近年は空前の異世界転生・転移ブームです。

本作もタイトルからすると異世界もののように思えますが、蓋を開けてみると想像とかなり違いました。


まず、異世界は異世界でも純粋なファンタジーもので、主人公が転移・転生してくるわけではありません。

あくまでもメインは主人公たちが暮らしている世界で、現実に実在する名前を使っている物もありますが、あくまでも読み易さを優先した結果でしょう(例.電話)。

異世界転生・転移ものに辟易しているという人でも、安心して読めると思います。


次に、主人公が必ずしも最強というわけではないという点。

舞台が異世界という場合に顕著ですが、大抵の主人公が最強という設定か特殊な位置づけにあります。

他方、本作では確かに主人公は強いですし特殊ではありますが、必ずしも最強というわけではないようなのです。

主人公より強い敵は結構いるようですし、最終目標である魔王討伐は主人公の強さからいうとどうやら無理とのこと。

しかも、後述する立ち位置も相まって、かなり斬新というか今までにない主人公設定でしたね。


最後に、主人公の立ち位置がかなり特殊であるという点です。

“主”人公というくらいですから、普通は物語の最前線に立って活躍するはずです。

しかし、本作では主人公であるアレスが最前線で戦うわけではなく、あくまでも勇者一行をサポートするという裏方に回っているのです。

タイトルの通り、影から助けるというわけですね。

いってみればわき役ともいえるポジションのキャラクターを主人公として描く。これ、私は今まで出会ったことが無かったのでかなり斬新でした。

めちゃめちゃイライラするのに読んでしまう圧倒的な文章力と構成力

さて、肝心の内容ですが特に序盤、読んでいてかなりイライラします。


アレスの最終目標は勇者パーティの一員としてサポートしつつ、勇者に魔王を討伐してもらうことです。

しかし、召喚された勇者とそのメンバーとして選ばれた戦士、魔法使いは低レベルで超弱い。魔王討伐なんて夢のまた夢です。

そこでまずはレベルを上げつつ魔王の差し向けた刺客に殺されないよう、アレスが色々と導くのですがまー上手くいかない(アレスだけはかなりの高レベル)。

ビックリするくらい勇者一行が思い通りに動いてくれず、アレスに感情移入すればするほどにイライラするのです(笑)

もうね、酷い時には勇者一行全滅しても良いんじゃないの?と本気で思ったほどです。


ここで、そんなにイライラするならもう読まなきゃいいじゃんってなると思うんですけど、そうはさせてくれません。

イライラゲージが貯まりきってスマホを放り投げる前に、「うわーなるほどそう来たか!」と予想外の方向へと物語が動くんですよ。

特に序盤でアレスがパーティのためにあれこれしてあげたのにされた仕打ちには、ビックリしましたし相当笑いました。


先ほど「笑いました」と書いた通り、この作品ではイライラだけでなく笑いも提供してくれます。

主人公のアレスさんがちょっとアレな人というか、いい意味でも悪い意味でも壊れているので常識はずれな事を結構やるんです。

それが良い感じに笑いへと昇華されているので、真剣な表情で読んでいたらいきなり吹き出したなんてこともしょっちゅうでした。


最後に、これも笑いに繋がっている部分がありますが、何といっても個性豊かなキャラクターがより作品を魅力的にしています。

アレスの僧侶とは思えない性格を始め、そこそこ登場人物が増えていくにもかかわらず被ったり影が一人だけ薄かったりという事がありませんでした。

また、キャラクターの背景がそれぞれしっかりしているので、今後より深く掘り下げてくれることを読んでいて嫌でも期待してしまいます。

例えば、勇者である藤堂の異常なまでの正義感は背景に何かありそうですし、アメリアがアレスを慕うのにももしかしたらしっかりした理由があるのかもしれません。

他にも、アリアがどこかのタイミングで脱落する可能性があるため、その時どういう展開になるのかなど本当に気になることがたくさんありました。


メインである魔王討伐がどうなるのかはもちろんのこと、キャラクターがそれぞれどういう道をたどるのかというのも見どころの一つといえるでしょう。

忙しい人のためのまとめ

  • 異世界ものだけど転移・転生ではなく、主人公も最強とはいえず魔王討伐は勇者で主人公はあくまでもサポートという斬新さ
  • イライラするのにどうしても読んでしまう展開のさせ方は凄く、笑いどころもたくさんある
  • 個性豊かなキャラクターをその背景も想像させるくらい細かく描いている

おわりに

これまで紹介してきた作品ももちろん面白いのですが、その中でも本作は最大のヒットといえるほどにどっぷりハマりました。

何よりも切り口が斬新でしたし、緊張感と笑いのバランスが良く最新話まで一気に読んでしまったほどです。

これを機会に知ったというかたは、是非とも試しに読んでみてください。

書籍化もしているようなので、これからもずっと続いてくれることを期待しています。


長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、またのお越しをお待ちしております。

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